Film Makers Field(フィルム・メーカーズ・フィールド)

FMF(フィルム・メーカーズ・フィールド)は福岡を中心に、個人映像、実験映像を行う団体です。3分間8ミリフィルムのアンデパンダン展「パーソナル・フォーカス」や実験映像を中心とした上映会活動などを開催しています。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

EDIT[--/--/-- --:--] スポンサー広告| コメント(-)

福間良夫「ふくおかぱらだいす」の謎 

福間さんの「ふくおかぱらだいす」は多重露光された福岡の百道浜にある福岡タワー近辺の風景などが多重露光され、その映像に福間さん自身によるナレーションが被さった作品。そのタイトルと独白のようなナレーションの内容(図書館職員の日記となっている。)が、ちょっとした謎となっていた。



まず、タイトルの「ふくおかぱらだいす」だが、福岡には1964年に当時の博多港内にある市営桟橋(現ベイサイドプレイス)側にオープンした「博多パラダイス」という遊興設備があった。この施設の展望台として建設された「博多ポートタワー」があった。この「博多パラダイス」の施設はその後、地元テレビ局を経て、市民図書館となったが、ポートタワーは改修されて展望台として使われ続けている。古い福岡、博多の人にとっては一種のランドマークであり、ポートタワー自体を「博多パラダイス」と呼ぶ人も多い。

実はこの「博多ポートタワー」=「博多パラダイス」に一時期隣接した福岡市民図書館は1996年に新しい福岡市のランドマークである福岡タワーのすぐ近くに移転「福岡市総合図書館」となった。タイトルの「ふくおかぱらだいす」はこの「博多パラダイス」をもじったものであることは間違いないだろう。

さて問題はナレーションだった。日記調のナレーションの内容が図書館に関するものだったので、そこにあるドラマの真意を図りかねていた。

さて先日、奥さんである宮田靖子さんがある発見をした。「ふくおかぱらだいす」のナレーションは福間さんが好きだった作家の島尾敏雄の日記「日の移ろい」の一節を引用したものだという。島尾敏雄は鹿児島県立図書館奄美分館の初代館長を勤めた時期があり、引用部分はそのときの日記だという。

「ふくおかぱらだいす」は博多、福岡、奄美が「博多パラダイス」「福岡タワー」という福岡、博多の新旧のランドマーク、その脇にあった新旧の「図書館」と島尾が館長を務めた遠く奄美の「図書館」そして図書館長でもあり作家でもあった「島尾敏雄」という多重のキーワード。これらが福間さんの中で一つのドラマとして再構成された作品なのだ。残念ながら本作はDVDには未収録だが、またいつかどこかで上映される機会があると思う。(多分そう遠くない時期に)その時には、皆さんなりにこのドラマの意味を考えて欲しいと思う。

EDIT[2008/07/29 01:15] アーカイブComment:0
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

fmfweb

Author:fmfweb
福岡の映像作家集団
フィルム・メーカーズ・フィールドの
ブログです。

DVD「FMF FUKUMA MIYATA FILMS」 発売中
詳細はhttp://www.asheyes.asia/にて
(下記リンク集にリンクしてます。)

ブログ内検索
FC2カウンター
メールフォーム
FMFへのお問い合わせ、ご意見ご感想などは このメールフォームより、お願いいたします。 また返信希望の方はアドレスを忘れずに。 なお、お返事に時間がかかる場合がございます。 ご了承ください。

名前:
メール:
件名:
本文:

件名及び本文が英数字のみの場合、 仕様によりこのメールフォームからは メールが送れません。
QRコード
ブロとも申請フォーム


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。